
「急にWi-Fiがつながらなくなってしまった……」
「ルーターを再起動すると直ると聞いたけれど、どうすればいいの?」
スマホで動画を見たり、パソコンで調べものをしたりしているときに、突然インターネットが使えなくなると困ってしまいますよね。
そんなときに試したいのが、Wi-Fiルーターの再起動です。
再起動とは、ルーターの電源をいったん切り、もう一度入れ直すこと。ちょっとした通信の不具合であれば、再起動によって改善する場合があります。
ただし、電源を切る順番や操作方法を間違えると、うまく接続できないこともあります。
この記事では、Wi-Fiルーターの正しい再起動方法から、再起動ボタンの使い方、つながらないときの対処法まで、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
Wi-Fiルーターの再起動方法は?基本のやり方を解説
Wi-Fiルーターの再起動は、難しい操作をしなくてもできる場合がほとんどです。
まずは、一般的な再起動の方法を確認してみましょう。
コンセントを抜いて再起動する方法
Wi-Fiルーターを再起動する方法のひとつが、電源をいったん切って入れ直すことです。
基本的な手順は次のとおりです。
- Wi-Fiルーターにつながっている電源コードを確認する
- 電源アダプターをコンセントから抜く
- メーカーが指定する時間だけ待つ
- 電源アダプターを差し直す
- ランプの状態が落ち着くまで待つ
- スマホやパソコンでインターネットにつながるか確認する
機種によって待ち時間は異なりますが、数十秒から数分程度を目安として案内しているメーカーもあります。
大切なのは、電源を抜いてすぐに差し直すのではなく、取扱説明書に記載された手順を守ることです。
また、再起動中は一時的にインターネットが使えなくなります。
動画の視聴中やオンライン会議中などは避け、通信を使っていないタイミングで行いましょう。
ONUやモデムがある場合は電源を切る順番に注意
ご自宅のインターネット環境によっては、Wi-Fiルーター以外にも機器が設置されていることがあります。
代表的なのが「ONU」と「モデム」です。
ONUは、光回線の信号をインターネット機器で使える信号に変換する装置です。モデムも、回線の信号を変換する役割を持っています。
例えば、ONUとWi-Fiルーターが別々に設置されている場合は、両方の機器を再起動することで改善する場合があります。
ただし、電源を切る順番や入れる順番は、契約している回線や機器によって異なります。
一般的には、電源を入れるときにONUやモデムを先に起動し、接続状態が安定してからルーターを起動する方法が案内されることがあります。
必ず利用している回線事業者やメーカーの案内を確認しましょう。
再起動したら何分待てばいい?
再起動後、すぐにWi-Fiが使えるようにならなくても、慌てる必要はありません。
ルーターは電源が入ると、内部のシステムを起動し、インターネットへの接続を準備します。
この処理には、機種や回線の状態によって時間がかかります。
数分程度待ってから、スマホなどで接続を確認してみましょう。
なお、ランプが点滅していても、必ずしも故障とは限りません。起動中や通信中に点滅する機種もあります。
ランプの意味がわからないときは、取扱説明書で確認すると安心です。
Wi-Fiルーターの再起動ボタンはどこにある?
「コンセントを抜かずに、ボタンだけで再起動できないの?」
そんな疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。
実は、Wi-Fiルーターにはボタンや管理画面から再起動できる機種もあります。
ただし、すべてのルーターに再起動専用ボタンが付いているわけではありません。
再起動ボタンがある場合の使い方
再起動専用のボタンがある場合は、メーカーが指定する方法で操作します。
ボタンの位置や押す時間は機種によって異なるため、必ず説明書を確認してください。
また、電源ボタンと再起動ボタンが兼用になっている機種もあります。
ボタンを長押しすると別の操作になる場合もあるため、表示を確認せずに押し続けることは避けましょう。
再起動ボタンがない場合はどうする?
再起動専用ボタンが見つからなくても、心配はいりません。
機種によっては、次の方法で再起動できます。
- 電源アダプターを抜き差しする
- ルーターの管理画面から再起動する
- メーカーの専用アプリから再起動する
管理画面やアプリを使う方法は、対応している機種に限られます。
初心者の方は、まず取扱説明書にある再起動方法を確認するのがおすすめです。
再起動とリセットは何が違う?
ここは特に注意していただきたいポイントです。
再起動とリセット(初期化)は、まったく違う操作です。
| 操作 | 内容 | 設定への影響 |
|---|---|---|
| 再起動 | 電源を入れ直してシステムを起動し直す | 通常は設定が残る |
| リセット(初期化) | 設定を工場出荷時の状態などに戻す | 保存した設定が消える場合がある |
ルーターの本体にある「RESET」や「初期化」と書かれたボタンは、再起動専用ボタンとは限りません。
誤って初期化してしまうと、Wi-Fiの設定や接続に必要な情報を再設定しなければならない場合があります。
再起動したいだけなら、リセットボタンをむやみに押さないようにしましょう。
Wi-Fiルーターを再起動するとどうなる?効果と注意点
Wi-Fiルーターの再起動には、通信の不具合を改善する効果が期待できます。
ただし、どのようなトラブルでも直るわけではありません。
再起動で改善しやすい症状と、注意しておきたいことを確認しましょう。
再起動するとWi-Fiがつながりやすくなる?
Wi-Fiルーターは、長時間動作し続けることで、一時的なソフトウェアの不具合などが発生する場合があります。
再起動すると内部の処理がいったん終了し、システムが新しく起動します。
そのため、次のような症状が改善することがあります。
- Wi-Fiが突然つながらなくなった
- インターネットの接続が不安定になった
- 通信速度が急に遅くなった
- 一部の機器が接続できなくなった
ただし、通信障害や回線の混雑、電波が届きにくい環境などが原因の場合は、再起動だけでは改善しないこともあります。
再起動するとWi-Fiのパスワードは消える?
通常の再起動であれば、Wi-Fiの名前(SSID)やパスワードなどの設定は基本的に消えません。
そのため、再起動するたびにスマホやパソコンのWi-Fi設定をやり直す必要は通常ありません。
ただし、初期化を行った場合は設定が変更・消去されることがあります。
また、再起動前に保存されていない設定変更がある場合は、その内容が反映されない可能性もあります。
再起動と初期化を混同しないことが大切です。
再起動する前に確認しておきたいこと
再起動を行う前には、いくつか確認しておきたいことがあります。
まず、オンライン会議やファイルのダウンロードなど、インターネットを使用している作業がないか確認しましょう。
また、家族が別の部屋でインターネットを使っている場合もあります。
再起動すると、接続している機器が一時的に通信できなくなるため、ひと声かけておくと安心です。
さらに、ルーターに電話機能やテレビサービスなどが接続されている場合は、それらにも影響することがあります。
機器の電源を切っても問題ないタイミングで操作しましょう。
Wi-Fiルーターを再起動してもつながらないときの対処法
「説明どおりに再起動したのに、まだインターネットが使えない……」
そんなときは、ルーター以外に原因がある可能性も考えられます。
慌てて何度も電源を入れ直すのではなく、順番に確認してみましょう。
ルーターのランプが赤色や点滅している場合
Wi-Fiルーターには、電源やインターネットの接続状態を知らせるランプが付いています。
赤色に点灯していたり、普段とは違う点滅をしていたりする場合は、何らかの異常を知らせている可能性があります。
ただし、ランプの色や点滅の意味はメーカーや機種によって異なります。
赤色だから必ず故障している、点滅しているから異常というわけではありません。
本体に記載されている型番を確認し、メーカーの説明書やサポートページでランプの意味を調べましょう。
Wi-Fiにつながるのにインターネットが使えない場合
スマホの画面にWi-Fiのマークが表示されているのに、Webサイトが開けないことがあります。
これは、スマホとルーターは接続できていても、ルーターから先のインターネット回線に問題がある場合などに起こります。
次の点を確認してみましょう。
- ほかのスマホやパソコンでも同じ症状が出るか
- ONUやモデムのランプに異常がないか
- LANケーブルが抜けたり緩んだりしていないか
- 契約している回線で通信障害が発生していないか
スマホだけがつながらない場合は、スマホ側のWi-Fi設定や一時的な不具合も考えられます。
一方、家中の機器が使えない場合は、ルーターや回線側に原因がある可能性が高くなります。
何度も再起動しているのに改善しない場合
再起動しても改善しないときは、何度も電源を抜き差しするのではなく、別の原因を探してみましょう。
例えば、ルーターの周囲に物が多く、熱がこもっている場合があります。
また、接続している機器が多かったり、ルーターのソフトウェアが古かったりすることも、通信が不安定になる原因のひとつです。
まずは設置場所やケーブルの状態を確認し、必要に応じてファームウェアの更新状況を調べてみましょう。
ファームウェアとは、ルーターを動かすための基本的なソフトウェアのことです。
更新する際は、メーカーの案内に従って操作してください。
通信障害やルーターの故障を確認する方法
再起動してもインターネットが使えない場合は、契約している回線事業者の公式サイトを確認しましょう。
通信障害やメンテナンスが発生している場合は、利用者側でルーターを再起動しても改善しないことがあります。
スマホのモバイル通信が利用できる場合は、Wi-Fiをオフにして公式サイトを確認すると便利です。
通信障害が発生しておらず、ケーブルや設定にも問題が見つからない場合は、機器の故障も考えられます。
無理に分解したり初期化したりせず、メーカーや契約先のサポート窓口に相談しましょう。
メーカー別に見るWi-Fiルーターの再起動方法
Wi-Fiルーターの再起動方法は、メーカーや機種によって少しずつ異なります。
ここでは、代表的なメーカーについて確認しておきたいポイントをご紹介します。
バッファロー製ルーターの場合
バッファロー製のWi-Fiルーターは、機種によって電源の入れ直しや管理画面からの再起動に対応しています。
電源を抜き差しする場合は、取扱説明書に記載された待ち時間を守りましょう。
また、管理画面から操作する場合は、機種に対応した手順を確認する必要があります。
詳しくはバッファロー公式サイトで型番を検索してみてください。
NEC製ルーターの場合
NECのAtermシリーズでも、機種によって電源の入れ直しや管理画面から再起動できます。
管理画面は「クイック設定Web」などの名称で案内されていますが、操作方法は機種によって異なります。
説明書を確認し、対応している方法で再起動しましょう。
詳しくはAterm公式サイトで確認できます。
TP-Link製ルーターの場合
TP-Link製のWi-Fiルーターには、管理画面や専用アプリから再起動できる機種があります。
例えば、対応機種では「Tether」アプリを使ってルーターを管理できます。
ただし、すべての製品で同じ操作ができるわけではありません。
TP-Link公式サイトで、利用している機種の再起動方法を確認しましょう。
エレコム製ルーターの場合
エレコム製のWi-Fiルーターも、機種によって再起動方法が異なります。
電源アダプターを抜き差しする方法のほか、管理画面から再起動できる製品もあります。
本体の型番を確認し、エレコム公式サイトのサポート情報を参考にしてください。
なお、どのメーカーでも、初期化ボタンを再起動ボタンと間違えないように注意しましょう。
Wi-Fiルーターの再起動はどのくらいの頻度でする?
Wi-Fiルーターを使っていると、「定期的に再起動した方がいいのかな?」と気になることもありますよね。
ここでは、再起動の頻度や、買い替えを検討したいタイミングについてご紹介します。
定期的に再起動した方がいい?
Wi-Fiルーターは、基本的に長時間の連続使用を想定して作られています。
そのため、正常に動作している場合は、必ずしも毎日再起動する必要はありません。
ただし、メーカーや機種によっては、定期的な再起動を推奨していたり、自動再起動機能を備えていたりする場合があります。
まずは、利用しているルーターの取扱説明書を確認してみましょう。
通信が安定しているのであれば、必要以上に電源を切ることはありません。
毎日再起動しないとつながらないのはなぜ?
毎日再起動しなければインターネットが使えない場合は、何らかの不具合が続いている可能性があります。
考えられる原因には、次のようなものがあります。
- ルーターの熱がこもっている
- 接続機器が多く、負荷がかかっている
- ファームウェアに不具合がある
- インターネット回線が不安定になっている
- ルーター本体が劣化している
再起動すると一時的に改善しても、原因が残っていれば同じ症状が繰り返されることがあります。
頻繁に不具合が起こる場合は、メーカーや回線事業者に相談することも検討しましょう。
ルーターの寿命と買い替えの目安
Wi-Fiルーターは長く使える製品ですが、いつまでも同じ性能を維持できるとは限りません。
使用環境や製品によって異なるものの、長年使用しているルーターでは、部品の劣化や新しい通信規格への非対応などが問題になることがあります。
次のような症状が続く場合は、買い替えを検討するきっかけになります。
- 再起動しても接続が安定しない
- 本体が異常に熱くなる
- メーカーのサポートが終了している
- セキュリティ更新が提供されなくなった
- 新しいスマホやパソコンの通信性能を十分に生かせない
ただし、通信が遅い原因が回線側にある場合は、ルーターを買い替えても改善しないことがあります。
購入前に、現在の機器や回線の状態を確認しておくと安心です。
Wi-Fiルーターの再起動でよくある質問
最後に、Wi-Fiルーターの再起動について、よくある疑問をまとめました。
再起動中にインターネットを使っても大丈夫?
ルーターの再起動中は、基本的にそのルーターを経由したインターネット通信が一時的にできなくなります。
スマホでモバイル通信が使える場合は、自動的に切り替わることもあります。
ただし、通信が途中で切れると困る作業は、再起動前に終わらせておきましょう。
スマホからWi-Fiルーターを再起動できる?
対応しているルーターであれば、スマホの専用アプリや管理画面から再起動できる場合があります。
ただし、アプリの対応状況や操作方法はメーカー・機種によって異なります。
利用している製品の説明書や公式サポートページを確認してください。
再起動を繰り返すと故障する?
通常の手順で必要なときに再起動することが、すぐに故障につながるわけではありません。
ただし、短時間に何度も電源を抜き差ししたり、ファームウェア更新中に電源を切ったりすることは避けましょう。
特に更新中の電源断は、機器が正常に起動しなくなる原因になる場合があります。
夜間はWi-Fiルーターの電源を切った方がいい?
Wi-Fiルーターは、基本的に電源を入れたまま使うことを想定しています。
夜間に必ず電源を切る必要はありません。
また、スマート家電や見守りカメラなど、常時インターネットに接続する機器を利用している場合は、電源を切ると機能が停止することがあります。
節電を目的に電源を切る場合も、接続している機器への影響を確認しておきましょう。
まとめ|Wi-Fiルーターは正しい方法で再起動しよう
Wi-Fiルーターが突然つながらなくなったときは、再起動することで改善する場合があります。
今回ご紹介したポイントを振り返ってみましょう。
- 再起動は、メーカーが案内する正しい手順で行う
- 電源を抜いたあとは、指定された時間だけ待つ
- ONUやモデムがある場合は、電源を入れる順番に注意する
- 再起動とリセット(初期化)を間違えない
- 再起動しても直らない場合は、回線や機器の状態を確認する
- 頻繁に再起動が必要な場合は、根本的な原因を調べる
Wi-Fiが使えなくなると焦ってしまいますが、慌てずに一つずつ確認することが大切です。
まずは、ご自宅のルーターの型番を確認し、正しい方法で再起動してみてくださいね。





